会社に行けない話
●もともと、全然真面目な社員じゃない
新卒でIT系の会社に入って、もう6年半働いている。
就職活動でそんなに頑張らず、なんとなくで入社した会社。
愛社精神なんていうものは入社当時から今までもったことがなかった。
今までだって2ヶ月に1回くらい、なんとなーく会社に行きたくないなぁ という半ばサボりちっくに、体調不良といってずる休みしたりしていた。
はっきり言って、そこまで真面目じゃない。
●少しずつ休みがちになった
ここ最近、どんどん会社に行くのが面倒くさいなぁと思っていた。
半年ほど前に、今の現場に異動になったが、この現場が身体に合わない。
1カ月に1、2回休むようになってしまっていた。
それでも、会社に行けばちゃんと働くし、忙しいので、嫌々だけど残業もこなした。
会社に行くのが面倒、だけど休んだばかりだ、という日は、下品な話になってしまうが朝一で一発抜き、精神力を回復させてから頑張って出社したりしていた。
●身体に異変が。。。
この前の日曜日、朝起きた時から少し体がおかしかった。
気分が大変沈んでいて、身体を動かすのが億劫だった。
妻とカラオケに行く約束をしていたのだが、気分が乗らずに、キャンセルしてしまった。
申し訳ないと思い、妻が食べたいと言ったかつ丼を食べに出かけるくらいはしようと思い、なんとか昼過ぎになりようやっと家を出た。
腹は減っていたし、僕はとんかつを食べたのだが、少々高いかつということもあり、とてもおいしく食べれた。(少しもたれてしまったが、多分歳のせい)
が、問題はそのあと。
夕方、よりは少し前の時間。
とんかつを食べた後から、動悸がしていた。
月曜日まで、会社に行かなければいけない時間まで、もう少ししか時間がないのだ。
そう思うと、動悸が止まらなかった。
それでも、とんかつを食べただけではつまらないと、おしゃれな喫茶店でコーヒーを飲むくらいはした。動悸は止まらなかった。
●会社に行った
睡眠は問題なくとれた。
喫茶店では止まらなかった動悸だが、家に帰って落ち着き、そのまま夕飯を食べて寝られた。
翌月曜日は会社に行った。
定時後に用事があったため、なんとか行けた。
とても嫌な客が休みで、とても嫌な打ち合わせが延期になった。
仕事を済ませて、用事を済ませて、家に帰った。
身体に異変は特になかった。
●つい、会社を休んだ
次の日(火曜日)、 朝から会社に行くのが面倒くさかった。
精神力を回復せねばと、朝から一発抜いた。
そのあと、身体が動かなかった。
仕方ないので、その日はよくわからない理由をつけて休みを取った。
せっかくなのでと、比較的アクティブに出かけたりした。
●目は覚めている。体は悪くない。ただ、布団から出ることができない
水曜日朝、会社に行こうと思った。
火曜日に早く寝たこともあり、水曜の朝はいつもの平日よりも眠気は少なく、さっぱりと目が覚めた。
目は覚めた。が、布団から出られない。
スマホをだらだら見ながら、ただただ時間だけが過ぎていく。
目が覚めてから30分経つ。
今すぐにでも、支度をしなければ遅刻をしてしまう。
そんなことはわかっている。スマホを触る指しか動かない。
始業時間になる。
目が覚めてから約2時間。
変わったのはスマホに表示されている画面だけで。
結局、体調不良メールだけをして、休んでしまった。
更に2時間、ベッドでゴロゴロした後に、なんとなくリビングにいた。
適当に家で過ごした。
●目は覚めている。体は悪くない。ただ、布団から出ることができない(2回目)
木曜日、水曜日と全く同じ結果になってしまった。
「会社 行けない」で調べた。
出勤困難症だとか、会社に行く途中で涙が止まらないとか、嘔吐してしまうとかが検索ヒット。
ただ、ベッドから出ることができない自分は、やっぱりただの怠けなのかな?
検索でヒットしてでてくる症状と比べると、自分のはとってもとっても軽くて。
とはいえ、このベッドから出ることができない症でも続くと困るので、心療内科に行こうかと考え、近所のクリニックに電話してみた。
「現在、初診の方は基本的には受け入れていません」
精神を病んでいる人がどれだけ多いかがよくわかるなぁ。
「ただ、キャンセルが出ましたので、来週木曜日ならば診察可能です」
1週間もこの状態で何もしないわけにはいけないので、その話は断った。
結局病院にも行けずに夕方になった。
なんとなく元気がでてきて、金曜日こそは行ける、と思った。
でも、その夜に微熱が出た。何故このタイミングで。。。
●会社の行き方がわからない
金曜日の朝、熱を測ると平熱。
体も別に悪くない。
そしてベッドからでなければいけない時間になる。
1時間が過ぎる。
始業時間になる。
どうにもならなかった。
今日こそは行けると思っていた。のに。
さすがに、いよいよ病院に行かないとまずいなぁ。
インターネットで、初診を受け付けていそうなところを探し、予約できた。
病院に行ってきます。
●心療内科に行ってみた
初めての心療内科で、緊張した。
普通の病院と違うところで一番感じたのは、もうひたすら喋りで伝えないといけない、というもの。
たとえば風邪だったり、骨折だったりした場合は、ちょっと症状をお医者さんに言って、その後は熱を測る、喉を見る、眼を見る、呼吸を聞く、レントゲンをとる、あちこち抑えてみて痛いかを確かめる、といった、しゃべらなくても体で訴えることができる。
心療内科だと、心のことなので、症状を探るためにただひたすら喋らなければならない。
そして、症状を伝えるのは結構難しい。
多少なりとも、このブログを書く上で原因を考えたりしてみたが、いざ人を前に話すとなると、なんか緊張するしちょっと恥ずかしい気もしてなかなかうまく喋れなかった。
それでも、症状的には大したことが全然ない感じでも、先生は話を聞いてくれて、診断書を書いてくれた。
診断書:3000円くらい
(高い)